中性脂肪の役割
“悪者”のイメージが強い中性脂肪ですが、その役割を正確にご存じでしょうか?
実は中性脂肪は、ヒトの生命と健康の維持に欠かせない役割を果たしているんです。
中性脂肪の主な役割をご紹介します。
①エネルギーの貯金箱
口から摂った食べ物は胃などで消化され、その栄養は小腸から体内へ吸収されます。
摂った栄養の大部分は筋肉などに運ばれ、エネルギーとして消費されますが、使われずに余ったものは肝臓に運ばれ、後で使えるように中性脂肪に変わり、蓄えられます。
いわば、中性脂肪は「エネルギーの貯金箱」です。
②体温を一定に保つ
中性脂肪は断熱材の役割を担い、気温が低い環境でも体を保温し、体温を一定に保ちます。
③骨や内臓などを守る
中性脂肪は内臓脂肪や皮下脂肪の元になる物質でもあります。
内臓脂肪や皮下脂肪は内臓や骨を支える働きがあります。